-自己紹介-
[名前] Donki
[出身校 学科] 釧路高専 電子工学科
[学科順位] 3年-18位 4年-8位
[受験の年] H29
[受験大学] 北海道大学理学部数学科-不合格
[受験科目] 微分 積分 線形代数
[併願大学] 長岡科学技術大学 電気電子情報-不合
格
専攻科-合格
[部活や資格] 中学〜高専バスケ部
-受験内容-
[動機] 中学から数学が好きで本格的な数学を勉強したかったから
[数学] ひたすら高専の教科書などをもとに定義を理解して、証明を自分が理解するまでやった。このときに理解した証明や定義を何も見ないで、他の人に説明できるレベルまで仕上げなかったのが落ちた原因の一つ。
[試験当日] 北大のみ書きます
前日友達の家に泊まる
当日の明日は9:45までに集合で途中でコンビニに昼食を買いに行く予定だったので、8:30くらいに札幌駅について徒歩でで北大まで行った。会場は9:30に受け付け開始で10:00試験開始
12:00に試験終了。このとき受験者は18人で何席か空席があったので15人くらいかも?
解答用紙はA4の表裏4枚
試験終了後14:00から口述試験で、このとき、多分試験の出来具合で良かった方から順に呼ばれる
[試験内容]
大問が4つでそれぞれ小問がある
大問1
(1)
アークサインの定義域を確認しながら
一回微分→n回微分をして最後に5次までマクローリン展開
(2),(3)
広義重積分を解く(2)だけ積分領域を図示させる
大問2
(1)
関数f(x,y)が点(a,b)で極値をとるときそれぞれx,yでの偏微分が0となることを示す
(2)
ラグランジュの未定乗数法の三次で解く問題
大問3
(1)〜(4)
交代行列と内積を使った式の証明
大問4
(1),(2)
3次の正方行列の対角化
[口述試験]
志望理由
なぜ数学科にしたのか
学校ではどんな内容の数学を学んだのか
自分でどんな内容の数学を学んだか
質問内容
線形従属の定義
線形写像の定義
指数関数の展開
[後輩に伝えたいこと]
上にも書いた通り何も見ないで人に説明できることを増やしておかないと、口述試験で答えられないので数学科の人は注意すること。
常に勉強した内容を「何も見ないで人に説明できるか」を考えて勉強していれば落ちることはないと思います。
併願についてですが、僕は長岡技科大を併願して長岡技科大を受けるためだけに専門を勉強しなくてはいけず、無駄に時間を取られたので、絶対に受験科目を確認して同じ科目がある大学を滑り止めにしないと、時間的にきつくなるので、たとえ滑り止めでもちゃんと計画を立てて選んでほしいです。
[おすすめ参考書]
大日本図書 新微分積分I,II
森北出版 新編 高専の数学2
共立出版株式会社 明解演習 微分積分,線形代数
マセマ 線形代数,微分積分
プレアデス出版 線形空間論入門
森北出版 ベクトル 行列 行列式 徹底演習
森北出版 大学編入試験問題 数学/徹底演習第3版
特に数学科のひとには
線形空間をプレアデス出版の線形空間論入門
微分積分を大日本図書の新微分積分I,IIでやったあと共立出版株式会社の明解演習と過去問で演習がいいと思います。
線形空間論入門は本当におすすめで、著者が実際に高専から東北大学の数学科に編入した人なので、理学部編入にかなり寄せて書いてくれています。