〜自己紹介〜
[名前]kyokyo325
[出身高専 学科]釧路高専 建築学科
[学科順位] 1,2,3年7〜10位 4年5〜7位
[受験の年]2017
[受験大学 受験科目] 北海道大学 工学部 環境社会工学科 建築都市コース(一般選抜合格)
数学、物理、化学、英語(TOEIC)、面接
[併願大学]筑波大学 理工学群 社会工学類(不合格)
数学、英語(TOEIC)
[部活や資格] TOEIC765(4年次1月取得)
3年の夏以降全く行っていませんが一応野球部でした
〜受験内容〜
[動機]
なんでもいいから大学に行かなくてはならないという使命感
自分が将来働こうとしてる会社の採用条件に大学院卒以上とあるため
建築を学べる大学に行きたかった
名の知れてる大学がよかった
札幌市が大都市なのと親戚や友人が多く立地が条件がよい
[数学]
数学を本格的に始めたのは4年の8月ごろからで
最初に手をつけた分野は線形代数です
数学全般そうなんですが特に線形代数は物理で使うことが多々あるので最初に手をつけることをお勧めします
逆に微積の範囲は定義の意味をしっかりと理解し様々な式の導出などをすることがメインで特に時間のない人は概念や考え方を深追いしすぎず演習に当てた方がいいと思います(特に微分方程式は解けないと物理でお話にならないのでしっかりと演習すること)
なので僕は線形代数の勉強時間をしっかりとって逆に空いた時間や寝る前に微積の演習書を開き微分したり積分してたりしてました
応用数学に関しては学校で応用数学の授業があったのでその進捗に合わせて進めてました
[物理]
物理を本格的に始めたのは数学がようやく手についてきた11月〜12月ごろで
最初は授業でもやっていた力学をメインに
参考書を読みながら進めていきました
やり方は人それぞれに合ったものがあると思いますが個人的には力学を最初にやることをお勧めします
というのも、力学で学んだ知識が必ず他の分野にも生かされてくるからです
例えば熱力学や電磁気学の中でも、力学で学んだ基礎的な事項を使ったりすることがあります
だからこそ力学を最初にやる方が物理全体の見通しがきくようになります
具体的な勉強の方法として、僕は3月くらいまで過去問を一切解かず定義だったり物理法則、そこから導きだされる式について疑問に思ったところをゼミなどを開き友達と話し合ったりしました
それから演習書や過去問を解くという流れでした
最初から問題を解きまくるのもいいですが僕のようなやり方でじっくりと勉強する方が受験後のリターンが大きい気がします
[英語]
北大と筑波の英語の試験がTOEICのスコア提出だったのでTOEICの勉強を中心に英語を勉強しました
勉強し始めたのは3年生の後期くらいからでTOEIC初受験は4年生の6月ごろでスコアは500点くらいでした
具体的な勉強方法となるとTOEICの話がメインになってしまうので、そういうものはネットや参考書に山のほど載ってるので今回は編入においての英語の位置付けとモチベーションについて思ったことを書こうと思います
編入で英語というと数学・物理に比べ大体の大学で配点が低い傾向があります
その割に編入生が勉強する大学初等数学・物理の参考書の比にならないほど多くの参考書やテキストが存在します
なので英語に関して無知でも参考書を選ぶことが容易、つまり「勉強がしやすい」のです
だからこそ最初に編入勉強で何をするべきかわからず立ち止まってる人がいるならまずは英語の参考書(TOEICの公式問題集、文法書など)を買い、「なにもわからないけどとりあえず解いてみる」をやってみましょう
何をしていいかわからず立ち止まってる時間ほど無駄なものはないです
僕自身が最初その状態で大分時間を消費してしまったので、とにかくやってみましょう
そしてそれを習慣に出来た時に初めて受験生になることができると思います
また英語のもう一つの位置付けとして模試としての役割があります
編入試験はセンター試験ほど公になっておらず塾が少ないため模試が少ない(ほぼ無いと言っていい)ので試験慣れをする意味でもTOEIC、TOEFL、英検などを活用するのはとても効果的です
試験の緊張感を日頃から味わうことは編入試験を受ける上では大変有利です
お勧め参考書
数学
数学徹底演習
小谷泰介 林義実 共著
ベクトル・行列・行列式
林義実 著
新微分積分Ⅰ
新微分積分Ⅱ
大日本図書
物理
マセマ力学、電磁気学、熱力学
物理学
小出小一郎
基礎物理学演習Ⅰ
基礎物理学演習Ⅱ
永田一清
英語
TOEIC公式問題集
非公式問題集
TOEICL&RTEST 出る単特急 金のフレーズ
解きまくれリーディングドリルPart5、Part2
試験内容
実際の学力試験に関しては筑波大学、北海道大学共に過去問が掲載されているのでそちらを参考にしてください
北大の物理だけ毎年と傾向が違うかがしたので書いておきます
北大物理は問題の傾向が近年変わりつつあるようです
毎年力学は基本的な系について運動方程式をたてその運動についての問題がメインでしたが今年は具体的な系が出題されず一般的なの式を導出する問題がメインでした
熱力学は毎年とそう変わりはなく式(マイヤーの関係式など)の導出だけで難易度は低めでした
電磁気学はここ数年力学と絡めてローレンツ力についての出題が多いようです
北大は過去問だけを信じるのはよくないです
物理全般を網羅することに集中しましょう
面接で聞かれたこと
北大
志望動機
試験の出来について
どんな本を読んでたか
高専時代の卒研について
大学院に進む気はあるか
北大の他にどこを受けたか
高専時代の思い出
好きな建築について
筑波
志望動機
試験の出来について
高専時代の卒研について
筑波の他にどこを受けたか
地元の産業を活性化する上で円高と円安どちらが有利か
地元の活性化において何が重要か
筑波北大ともに志望動機について深く聞かれることが多いです
それとどの研究室に入りたいかと聞かれるので行きたい研究室について調べるか実際に行ってみるのがいいと思います
後輩たちへ
受験を終えてみて、今思うのは受験をして本当によかったということです
受験勉強を通して一生付き合っていける仲間に出会えたこと、帰省した際に必ず会いにいくであろう恩師とも呼べる教授に出会えたことは本当によかったと思います
受験をしていなかったら絶対に出会えなかったと思います
また、この先の人生をある程度の見通しを持って真剣に考えれれるようになりましたし、今自分が何をすればいいのかもわかるようになりました
多分受験を経験したおかげで人として大きく成長できたと思います
これは受験をした人みんなが思うことではないでしょうか
これ以外にも建築学生としてプラスになることはあります
僕は建築学科で、かつ設計志望だったので物理や数学をやってなんの意味があるのかと最初思っていました
正直なことを言うと、受験が終わった今でも設計のデザインにそれらが生きてるとは言い難いです
しかし建築の分野というのはデザインだけではなくエンジニアリングの知識も必要になってきます
そのような工学の専門を勉強をする際必ずなぜだろうという疑問がわきます
おそらく物理や数学に立ち戻れば必ずその疑問に対する答えが出るはずです
実際僕もそういった体験をして本当に受験で数学、物理、化学を勉強してよかったなと思いました
受験勉強は確かに大変で、失うものも多少はありますがそれに比べて十分大きい何かを得ることができます
なので後輩たちにには是非とも受験というものを経験してほしいです
みんながんばれ!!